12月17日(土)作家の岡部昌生さんをお招きし、フロッタージュのワークショップを行いました。来年度の研究大会の関係者が主な参加者ですが、実は、20年前に行った『オビヒロマトリクス』という岡部昌生さんのフロッタージュプロジェクトを、時間を超えて振り返ってみようというねらいもあり、地元の作家の方や、当時の関係者の方々も集い、新聞の取材もありちょっとしたイベントになりました。
今回のワークショップは、帯広の原生林を写し取るということをコンセプトに、木々にまつわる神話などのお話を聞き、様々な樹木にグラファイト鉛筆(全部芯で出来てる鉛筆)やオイルパステルなどでフロッタージュを行いました。岡部先生曰く、単純な『写しとる』行為には個人性がでにくいと思われがちだが、手を動かした分だけ線になる。動きや強さ、ムラなどにより個が立ってくる。『自分を写し取る』ことにもなる、ということでした。